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CROSS HEMISPHERE(クロス エミスフィア社)代表クリストフ・ラリーヴ氏来日(2015/10/9)

パートナー
2015.10.09
クロス エミスフィア

日本に興味を持ち、フランスで日本語を学び来日。輸入商社勤めを経て、10年間在日フランス大使館で働いた後にフランスに帰国。「クリちゃんと呼んで」と堪能な日本語で話すラリーヴ氏は、アルプスを間近に望みその向こうはイタリア、という国境近くの山岳地域「サヴォア」の「イェンヌ」村で作られているチーズの輸出窓口であるクロス エミスフィアの代表です。

①どんなことをされている会社ですか?
クロス エミスフィア日本にいた経験を生かし、日本人向きと感じたものを紹介しています。また、ビジネスがスムーズに進むようなアドバイスや事務手続きのサポートをしています。これまでにもチーズだけではなく、トリフ、ナッツ、ゲランド塩、ワイン、オイルサーディン、サバ、オイルなどを日本に紹介しました。品質の高い良いものにこだわって紹介しています。
逆に日本のよいものをフランスに紹介することもあります。今は関わっていませんが、TOTOのウォシュレットを最初にフランスに紹介したのは私です。まだヨーロッパにウォシュレットがなかった当時、商品を見たフランス人に笑われ、売れるかなと不安な気持ちになったことを覚えています。

②印象に残っている生産者がいれば教えてください私がチーズ・オン ザ テーブルに紹介している「イェンヌ酪農協同組合(以下イェンヌ)」のチーズは、サヴォアでとても有名です。「イェンヌ」は、チーズを作り始めて50年以上。私の父がスーパーの店長だった当時から、「イェンヌ」のチーズは美味しいと大人気でした。

③日本のチーズ売り場の印象は?
一般的にはきれいに並べてあり、フランスでもあまり見かけないような珍しいチーズもあります。種類が多く並んでいますね。

④フランスと日本のチーズの食べ方の違い、似ているところは? サヴォアではチーズフォンデュをよく食べますが、チーズに絡める具材はパンだけです。日本ではチーズフォンデュにブロッコリーなどいろいろな具材を入れるのにはびっくりしました。
それから、大きな違いとしては、フランス人は一般的には無塩バターを使い、有塩バターはあまり食べないことです。料理にバターを使うときは、塩を加えて塩加減を調節しています。 フランスでは、昼食とディナーには必ずチーズが出て、食卓には全タイプのチーズが並びます。家庭にでは「プロセス」「ブルー」「ヤギ」「クリーム」「ハード」「セミハード」チーズが常備されています。ただ、フレッシュチーズは賞味期限が短く、食べるときに買う方が美味しいタイプなので、常備していません。
日本では、まだチーズは“たまに”食べる食品のひとつ。フランス人の年間チーズ消費量は22キロですが、日本は2キロと十分の一です。チーズは少しの量でステーキ1枚と同じ位の栄養が取れるので安いし、子供にもいいと思います。日本人にはもっとチーズを食べて欲しいですね。

⑤個人的に好きなチーズは?
ムール・ド・サヴォワが一番好きです。そのほか、「イェンヌ」のラクレット、ブルー・デ・コース、ヤギチーズが大好きです。「イェンヌ」のチーズを使ったチーズフォンデュやラクレットも大好きで、よく作ります。

⑥日本のチーズファンに一言
もっと色々なチーズを食べて欲しいですね。毎日とは言わないけれど、毎週違うチーズを食べて欲しいです。同じ地域で作られたチーズとワインは相性がいいので、できればチーズを生産した地域のワインと一緒に食べて欲しいです。

ラリーブさんは今回の来日期間中、三越日本橋本店でのフランス展催事会場に顔を出して下さり、お客様に気軽に声をかけていらっしゃいました。会場でご本人を見かけた方もいらしたのではないでしょうか。 当サイトの『チーズを楽しむためのヒント』の中の『レシピ』ページでは、奥様の佐登美ラリーブさんがザヴォア風チーズフォンデュの作り方を紹介しています。皆様、今年の冬はサヴォア風チーズフォンデュはいかがでしょうか?

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